2021.04.22
不定期掲載 コザワの豆知識!Vol.2マシニングセンターで使える変数編
マシニングセンタ-で使える変数について(続)
今回は工具長補正の変数を使用し、MC(マシニングセンター)による工具長補正プログラムというものを作ってみました。
機種(制御)により違うところもあると思いますが、ご興味があったら是非試してみてください。
≪使用方法≫
ツ-ルプリセッタ-に工具が触れた位置でメモリ-スタ-トします。現在ついているT番号と同一のH番号に数値が入力されます。
%
O7000 (消したくないもしくは上書きしたくないという方は8000,9000でもOKです)
N1#100=#0 (マクロ¥#100を使用するので使っているようだったら他の番号でも可)
N2#101=#0 (マクロ¥#101を使用するので使っているようだったら他の番号でも可)
N3#100=-50.0 (ブロックゲ-ジもしくは工具長測定機の高さを入力)
N4#101=#5023-#100 (Z原点からの現在位置-ツ-ルプリセッタ-高さ)
N5#[11000+#507]=#101 (#101を工具長補正番地+主軸についているT番号と同じH番号に入力)
N6M30 (プログラムエンド)
%
※注意1)このプログラムは工具長がZ原点からの距離表記のものになります。(マイナス表記)
工具長さ(プラス表記)のものはN5に機械原点の高さからN5をマイナスさせるとうまくいくと思います。
※注意2)#から始まるNoは、機種(制御)によって変わると思いますので各々調べてみてください。
(おそらく変わるのは#507だけだと思います)
最後に最初の数回は必ず確認してOKであれば使用してください。