トップに戻る

メール

お知らせ

2021.05.30

小さな備品2

火星人

こんにちは、本日は梅雨も一休み久しぶりのお日様

気分も上がりますね

近年、人類は火星まで探査機を送り、7,528万キロ彼方の(とても想像出来ない距離です)

映像や風の音を地球に送る事まで出来る技術を持つまでになりました、本当に凄いことです、技術の進歩は素晴らしいです

私が子供のころ毎週欠かさず見ておりました、木曜スペシャル(日テレ)番組でですが

人類初の火星無人探査機による地表の映像と、モグラのように地中をうごめく生物が写っていた。「1962年5月22日、火星に到着、生物を発見!」

を見て本当に衝撃を受けました、後にフェイクニュースと知りましたが 笑

 

今回は摩擦材成形部品(製作事例)

今回は弊社で最近製作いたしました、小さな備品をご紹介したいと思います

弊社の得意分野、摩擦材の関係での成形部品の加工事例(特徴をご紹介)

電磁クラッチなど摩擦材の重要な部分は四角や歯ぐるま、また特殊な形状をしております

近年クラッチの制御の精度向上により年々、重要部分の高精度、表面粗さ、滑りやすさ、部品の耐久性を求められております

今回は歯ぐる形状での部品のご紹介です

素材

素材はハイス (SKH55)硬度HRC64以上

最近では比較的珍しい素材で焼き入れ温度1200度 油冷 焼き戻し温度560度空冷

衝撃のかかる高速重切削用の工具に使われる素材で、じん性を必要とされる工具などに有効とされております

寸法精度

寸法精度はマタギ3歯+-0.01mm

弊社設備のワイヤーカットにて繰り返しテストカットをして条件をだし

最終的には4回カットにて製作

ミツトヨ製の画像測定装置の計測により歯厚(マタギ)計測

8個を安定した形状にて製作

表面磨き

SMAP(鏡面磨き装置)にて加工、 表面処理には大変重要な成形面の鏡面磨きをいたしました

能力的にはRa0.03程度まで(素材にもよりますが)磨きが可能です

今回最終的にはダイヤモンドのメディアにて研削をしましたRa0.085~0.08程度まで、磨けました

表面処理 CRNコーティング

ユーザーとの打ち合わせにより今回CrNコーティングにて製作いたしました

特徴

摩擦係数0.2~0.3

表面硬度 HV2000以上

幕厚 1.0~10.0μm

価格も比較的安価、納期も短い、硬質クロームメッキよりメッキ厚が薄く、均等に塗布される(部品精度の安定が確保できる)

最後に

摩擦材の成形は素材に熱と圧力を基本かける事で成形いたします

作りやすさ、製品の安定的な精度維持、それは作業の効率に大きく関わり、製品の価格にも大きく影響いたします

近年様々な表面処理、代表的な硬質クロームメッキをはじめ各種コーティングが開発され、部品の高精度化は必至です

摩擦材の難しい特性、(動く素材)を制御する事に成功した者がオンリーワンの技術者となるのかもしれません

 

今回ご紹介していない表面処理の事例、素材などの事例を今後発信してまいります

摩擦材の事なら実績50年

千葉県 八千代市 有限会社 英 工業にご相談ください

何か?突破口ご回答出来ると

 

もしかしたらですが、私達の製作した摩擦材の部品が観測機器に使われているかも知れないと想像するだけでも気分が上がります