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2021.08.27

ワイヤーカットに適した素材

パラリンピック始まりました

24日に東京2020パラリンピックが開催されました

9月5日まで熱い戦いが繰り広げられる事は間違いないですね!

涙腺の弱くなりました64年生まれ東京オリンピック世代は、事あるごとに涙を流して感動していることでしょう

今回、個人的には馬術競技を実際の会場で観戦したかったです

馬術競技は欧米では大変人気のあるスポーツで、パラ馬術競技は肢体不自由の選手や視覚障がいの選手が男女の

区別なく、技の正確さや演技の美しさを競う馬場馬術(ドレッサージュ)の種目のみで競います

健常者でも乗る事の難しいとされる馬術競技、様々な障害のある選手の華麗な演技を実際の会場で自身の目で観戦して、その素晴らしさを感じたかったです

ワイヤーカットに適した素材

今回は私が20年近く経験してきましたワイヤー放電加工機に適した素材についてお話させて頂きます

ワイヤー放電加工機(ワイヤーカット)はワイヤー線に電機を流すことにより爆発放電を発生させ導電性の工作物であれば、どんなに硬い材質、どんなに厚い材質でも

発生する熱により加工物を溶かしながら加工する機械です

刃物を使用した工作機械では加工が難しい加工を可能にします

しかしデメリットもあります、放電加工ならではの問題点!

熱により加工物を溶かしながら加工する特性の為、加工物が熱により変形しやすい材質は加工しながら変形してしまう為、適しておりません

高精度加工を実現するには、素材の残存応力の除去、焼き入れた材料など素材自体がある程度硬い方が適していると思います

弊社で多くの実績があります、摩擦材成形用の金型製作の素材にはハイス、SKD11、HPM1,NAC55を使用しております

特にプリハードン鋼のHPM、NACは市場からも手に入れやすく、アイテム数も豊富でワイヤーによる加工面の磨き作業も鏡面に仕上げる事が出来るため

摩擦材、成形金型に使用される事が多いい素材です

精密鏡面磨きマシーンSMAP  HPM1素材加工例      SKD11素材加工例      S50C素材加工例

高硬度材

ハイス、SKDは硬度がHRC58以上が得られるため、高寿命な金型製作には欠かせない素材です、しかし素材の硬度が高いため、焼き入れ後の2次加工が難しくなる事と

焼き入れ後に素材変形が発生しますので、研磨作業は必要となります

コストが上がる傾向となりますが、高い精度、高耐久性、高圧力での成形加工を維持したい金型にはハイス、SKDをお勧めいたします

素材選び、熱処理など豊富な経験を必要とされる、ワイヤーカットでの加工、金型製作のみではなく部品加工にも広く使用されております

八千代市 (有)英 工業 ワイヤーカットのご相談お待ちしております